EY-Office ブログ

不測の事態でEY-Officeでサポート出来なくなった際の事も考慮されています -- 新しくビジネスを始める方むけのソフトウェア開発事業を始めます、その3

EY-Officeの開発者は吉田裕美1人だけです、したがって担当者によってソフトの品質に差が出たり、社内でのコミュニケーションミスによってお客様にご迷惑をおかけする事もありません。

しかし、吉田に不測の事態が起きるとお客様のビジネスに支障をきたす可能性があります、その影響をいかに下げて行るかについて書いていきます。

EY-Officeのソフトウエア開発の特徴

Software development for Startup

不測の事態でEY-Officeでサポート出来なくなった際の事も考慮されています

吉田に不測の事態が起きてもクラウド等のサーバーのインフラが動作していれば、お客様のビジネスに直ぐに支障が起きることはありません。ただし、お客様のビジネスの変化や消費税率の変更などの外的な変化に対応出来なくなります。

そこでEY-Officeでは、お客様のソフトウェアがある程度安定してきた時点で、お客様に 「遺書」 をお渡ししています。

遺書にはスームーズに他の開発会社にソフトウェアを移行できるような情報と、お勧めのソフト開発会社が書かれています。遺書には

  • ソースコードのgitリポジトリーに付いて
  • サーバーの設定等の自動構築ツール Chef のコードgitリポジトリーに付いて
  • パスワード等の情報
  • システムの概要がわかるドキュメント
  • 移行先の、お勧めソフト開発会社

これがあれば、Ruby on Railsでちゃんとソフト開発の出来る会社であれば、それほどの期間をかけずに開発・メンテナンスを引き継ぐ事ができると思います。

システムの概要を知るのには全体の構成を表したドキュメントが必要ですが、やはりソフトウェアを理解するにはソースコードが重要です。EY-Officeでは教育も行っていますので、良いコードを書くように実践しています。

また、Ruby on Railsの開発では当然ですが RSpec, RSpec Features 等のテストも書かれています。RSpecの R は Ruby、 Spec は Specification(仕様)の略です。RSpecは実行出来る仕様として、コードを理解するの大変に役立ちます。 もちろんテストとして、機能追加や変更によるバグの発生も低くできます。

サーバー等のインフラにはたくさんのソフトウェアのインストール・設定が必要ですが、Chef というコードで書かれているので、誰が行っても同じ環境が短時間で構築できます。

システム、サーバー設定のコード共に git で管理されているので、最新版だけで無く過去の履歴も全て記録されていませので、引き継いた会社でも調べればお客様と過去のシステムに付いての話しも出来るのではないかと思います。

また、お客さまのビジネスが成長しお客様の会社で開発者を雇った場合や、何らかの理由により他のソフト開発会社に移行したい場合も 遺書 は役立つと思います。

- about -

EY-Office代表取締役
・プログラマー
吉田裕美の
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