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知識の分断化? (「スタートアップ×React LT大会」に参加して)

昨年末でしたが、スタートアップ×React LT大会 Coral Developers Night というイベントに参加して来ました。

これは Coral Capital というベンチャーキャピタル主催の Reactに関するイベント(LT会+交流会)でした。

スタートアップ×React LT大会 Coral Developers Night

スタートアップ的な熱気

イベントは若いエンジニアが自社のReactを使ったシステムを作るさいに苦労した点や、良かったものなどを短時間で発表(LT)しました。 会場の大きさも適当で、司会で主催者の乗りの良さから、非常に熱気を感じるイベントで良かったです。
LT後の交流会も、いくつかの自然発生的なグループに分かれ活発なディスカッションが時間いっぱいに続いていていました。

参加者は若い人ばかりでエネルギー(熱量)をもらえた気がします ^^)

知識の分断化

LTの内容や交流会で感じた事があります。

今までにも このブログに何度も書いていますが 昨年のReactは画期的な新機能 Hooks が入り、それを積極的に取り入れている人と、まだ以前のReact を使っている人との間で話す内容が分断されている事です。

新しい情報はネットを通じてドンドン流れてきますが、どんな情報をウオッチしているかは人によって違います。良く感じるのは Qiita を中心に日本語の情報だけをウオッチしている人と、英語の情報も適宜ウオッチしている人では、分断されていると感じる事です。
端的な例としては、Vue.js です、日本では React と同じくらい使われていて Qiita にもたくさんの記事がありますが、英語圏では Vue.js は Recatの半分くらいしか使われていな感じです。

Hooks は日本では便利な新機能的としてとらえられていますが、英語圏では React の生態系を変える 新しい技術として、(現在は)無秩序に広まってように思えます。今回のイベントでも Hooks を積極的に使い自分達のシステムのベースを良くする為に取り組んでいる発表があり感嘆しました。

繰り返しになりますが、新しい情報・技術はネットを通じてドンドン流れてきますが、その技術の位置付けのようなものが日本では語られられない? 書かれていたとしても文章として、それを上手く伝えられていないのかもしれません。

ネットの情報はテキスト(文章)が中心です、フレームワークやライブラリーの使い方はコードと簡単な解説で伝わりますが、その技術の思想や位置付けに付いて文章で伝えるのには文章力が必用になり、読む側も気力が必用になります。
画像も使えますが図を作るのは手間がかかります。動画は良いかも知れませんね英語の動画に有用なものもが多いですが、日本語のソフトウエア開発系の無料動画は少ないですね・・・・次回につづきます

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