EY-Office ブログ

ある大企業で大規模なRuby on Rails講習をさせて頂きました

8月に、ある大企業でトータル20人近いRuby on Rails講習をさせて頂きました。

今までは、2〜5人くらいの講習が多かったのですが EY-Officeとしては今までで一番大規模な教育になりました。

写真は http://www.flickr.com/photos/stuart_spivack/2846895391/ から 写真は ”http://www.flickr.com/photos/stuart_spivack/2846895391/ から

ただし、一度に20人では行き届いた教育は難しいので、4回に分けて頂き一回5人程度で 3日の標準コース を行いました。今回の講習で感じた事を書きます。

知識・経験の差

3日の標準コース は JavaやPHPなど何らかの言語でWebアプリケーションを作った事のある方を対象としているのですが、今回の参加者にはWebアプリケーション開発の知識・経験が無い方や、オブジェクト指向言語の知識・経験が無い方がいらっしゃいました。

教育担当者の方に、同じ回への参加者のレベルをなるべく揃えてもらうように頼んでおいたので、Webアプリケーション開発、オブジェクト指向言語の経験・知識の無い方の回は一回のみでした。

その回では、Webアプリケーションの基礎、HTTPプロトコル、HTML/CSS、Javascriptなどに付いて解説を丁寧に行いました。オブジェクト指向言語の基礎に付いても、他の講習用に作った資料を使い丁寧な解説を行いました。3日という限られた時間での講習なので基礎に時間を使った分、応用的な部分の講習は割愛しました。

EY-Officeでは過去に色々な講習を行っていますので、このような調整を受講者の経験を聞いたり受講者の反応を見ながら、必要な教育を追加しています。

プログラミング能力の差

同じような仕事をしている方でも、ソフトウェアの基本を押さえている方と、ただ日々のプログラミングをこなしているだけの方では、新しいプログラミング言語・フレームワークを使った際には習得に大きな差が出てきます。

EY-Officeの教育では実習を頻繁に行うのですがプログラミング能力により、直ぐに終わる方、なかなか終わらない方が出てしまいます。なかなか進まない方には進まない原因に応じヒントを出したり、考え方を教えたりと指導を行い本人に完成させてもらいます。

今回の講習では、このプログラミング能力の差が大きく、直ぐに終わる方には退屈な感じになってしまったようです。

教育としては、なかなか出来ない方を切り捨ててしまうわけには行かないので、早く出来てしまった方にはより深い内容の演習を用意するなどの改善して行きたいと思います。

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EY-Office代表取締役
・プログラマー
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