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非エンジニアにもプログラミング教育を行うメリット

EY-Officeでは、今年も営業、企画、総務などで働く予定の非エンジニア向けのプログラミング教育を数社で行いました。

昨年にですが、アメリカの伝統企業でありながら先進企業である General Electric (GE) が 「今後採用する全社員に対してプログラミング能力を義務付け・採用業種に関わりなく」 と発表し話題になりましたね。

日本でも一部の企業では既に非エンジニアにもプログラミング教育を始めています。今年、非エンジニア向けのプログラミング教育を行った企業にはネット企業だけでなく、インターネットやコンピュータが登場する前から存在する業種の企業もありました。

写真はFreeDigitalPhotos.netから 写真は ”FreeDigitalPhotos.net” から

非エンジニアにもプログラミング教育を行うメリット

非エンジニアにもプログラミング教育を行うメリットですが:

1. プログラマーとの間にあるコミュニケーション・ギャップが縮まる

企画や営業の人は構築したいシステムやプログラムを実際にプログラムを構築するプログラマーに伝えるわけですが、プログラマーの使う専門用語が理解出来ないことが良くあるとおもいます。判らない部分を説明してもらっても体験した事の無い世界の話なのでイメージできないことが良くあると思います。

この研修ではプログラムの基礎知識を学習し、小さいなプログラムを受講者同士での相談やネットで検索したりせず自力で0から作ってもらいます(どうしても詰まってしまった場合は講師からの助言はあります)。
この中でプログラミングに関する用語を覚えるだけではなくプログラム作成を体験したことで、プログラマーの発言がイメージ出来るようになり、プログラマーとの会話のギャップが確実に縮まります。

2. プログラム作成の難しさと、プログラミングの楽しさを知ることができる

機械などの目に見えるものは精巧なメカで難しそうだと想像できます、しかし目に見えないプログラムは使っていても、どこが難いのかは全く判りません。

この研修では自習に重きを置いているのでプログラミング作成の難しさを体験できます、また思っていたより簡単に作れる部分もあることも知ることができます。さらに自分の作ったプログラムが動いた時の達成感(楽しさ)も体験できます。

3. 論理的な思考、正確にそれを記述する訓練になる

人間は多少の不正確な指示でも経験などから正しく実行してくれます。しかしコンピューターは少しでも間違っていればエラーになってしまいまます。またプログラミングはコンピューター(プログラミング言語)の持っている世界観に合わせて、行いたい事を一つ一つ正確に記述しないといけません。

これは論理的な思考の訓練になります、また正確に記述する練習になり、プログラミング以外の一般業務でも役に立つ事柄だと思います。

まとめ

現在、企業が成長して行くには企業全体の「IT力」を高めていく必要があると思います。 優秀なプログラマー(開発者)を増やすのはもちろんですが、開発者以外の社員のIT力を高めることも企業全体の「IT力」を高めます。その一つとして EY-Officeの 非エンジニア向けのプログラミング教育 を検討してみてはどうでしょうか。

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