EY-Office ブログ

EY-Officeの教育コースはどうやって決めているのか

現在EY-Officeの教育コースでは、React教育コースの需要が伸びていますが、Ruby on RailsやiOSの教育も実施しています。

さて、EY-Officeの教育コースは React教育コースRuby on Rails教育コースiPhone(iOS)開発者向け教育コースがメインです。
なぜこれらが選ばれたのでしょうか?日本ではReactと並びVueも使われています、またSIerでは広くJavaも使われているようです。なぜ大きなマーケットがありそうな、これらの教育コースはないのでしょうか?

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教育コースはどうやって決めているのか

実際に開発で使っている

EY-Officeで教えているプログラミング言語やフレームワークは、EY-Officeで実際に開発で使ったものです。EY-Officeの教育は講師が勉強した知識を教えるのではなく、実際の仕事で使い得た知見に基づいて教えています。

EY-Officeで教えている技術は、比較的新しく年々進化してる技術が多いです。Ruby on Rails教育コースを始めた2006年にはRuby on Railsはバージョン1でした、その後数年毎にバージョンアップを繰り返し現在ではバージョン6です。その間に何度か大きな変更があり、開発したプロダクトもバージョンアップを行い、教育も最新バージョンを教えていました。

iOS教育コースではStoryborad(開発ツールの大幅変更)や、Objective-CからSwift言語の変更など大きな変更にも追従してきました。

React教育コースもバージョン16.8でHooksが導入され関数型へと大きく変化を遂げました。またTypeScriptが広く使われだしたことにも対応しテキストを大幅に変更しました。

これら最新の技術の情報はネット上に、しかも分散した情報しかなく、実際に使ってみないとわからない事が多いと思います。

技術的に素晴らしいもの

なぜ、開発でそれらの技術を導入したのかというと、それらの技術に今までにない素晴らしいものがあったからです。

Ruby on Railsの登場によりWebアプリケーション開発フレームワークは大きく変わりました。登場から10年以上経った現在では、ややオワコン感も出てきましたが。。。 CoC(Convention over Configuration)、DRY(Don’t Repeat Yourself)の考え方を基に、Rubyの表現力を使い少ないコードでアプリを完成できる。Scaffoldのようなコードジェネレーターを内蔵し効率的に開発できるスタイルもRails以後のWebフレームワークでは一般化しました。Ruby on RailsはWebWebアプリケーション開発フレームワークの大きなエポックだったとおもいます。

iOSはiPhoneという人類全員にコンピュターとインタネットをもたらした素晴らしいデバイスというだけで十分ですが、技術的にも優れたものがいくつもあったと思います。

ReactはJavaScript主体でWebアプリを構築するSPA(Single Page Application)を広めた革新的なライブラリーです。宣言的UIを実現させるVDOM(Virtual Domain)やJavaScriptを拡張しHTMLリテラルを導入したJSXなど革新的な技術にあふれています。

教える側としても、これらの素晴らし技術を広めたいという意識が、私が教育をやっているモチベーションになっています。

まとめ

このようにEY-Officeの教育コースは、実際にプログラマーの私が開発で使い、その優れたコンセプトに感動したものを選んで教えています。これらのような技術はいろいろな問題を解決してくれますし、そのコンセプトを深く知る事は技術者として、プログラマーとしての成長につながると信じています。

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EY-Office代表取締役
・プログラマー
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