EY-Office ブログ

安いWindows環境も求めて(2) Windows Azure

安いWindows環境も求めて(1) Windows Azure の続きです。

前回のブログを書きながら、ゲストOS(Windows)のシャットダウンと管理画面(Azure portal)の停止ボタンで課金が違うことに気がつきました。そこで 停止済み (割り当て解除) を試してみました。

Looking_for_a_cheap_Windows_environment Stable Diffusion(mage.space)が生成した画像を利用しました

停止済み (割り当て解除)

Azure portalの停止ボタンでWindowsを停止して、2日間のコストを見てみました(10月20、21日)。Windowsのシャットダウン時のコスト(10月8〜12日)が 約332円/日 なのに対し、約82円/日 とだいぶ安くなる事がわかりました。しかし、1か月あたりでは約2,500円かかる事になります、ミニPCが2、3万円で買えることを考えると、まだ微妙なコストですね・・・

イメージの作成

私の使い方では、たまにWindows環境でアプリの作成・確認を数日行うだけなので、VS Code, Chrome, Git, node.js, 日本語環境の入ったWindows11が短時間で起動できればよく永続的な環境は不要です。とうぜんアプリ作成・確認中は普通のVM課金があってかまいません。

Azureには既存もWindows/Linuxのイメージを基にカスタムのイメージを作成する事ができるので、VS Code, Chrome・・・等の入ったWindowsのイメージを保存しておいて、必要になったらカスタム・イメージからVMを作れば良いように思えます。

そこで、イメージを作りVMを消して、2日間のコストを見てみました(10月17、18日)。両日でコストが違いますが多い方でも、約23円/日です、1か月あたりでは約700円になります。これなら良いかもしれません。
ただし、コストの内訳を見ると、ネットワーク(Virtual Network)のコストがかかっています、VMもネットワークも使っていないのになぜでしょうか?

実はリソース グループがそのまま残っていたのです。リソース グループには、

  • 仮想ネットワーク
  • パブリックIPアドレス
  • ネットワーク セキュリティ グループ
  • ネットワーク インターフェイス

などが含まれています、これらが有効なので使われてなくてもネットワーク コストがかかるようです。
カスタム・イメージを保存しておくだけなら、これらは不要だと昨日に実験して分かりました。これで低コストのWindows環境が運用できそうですね。

ところで、カスタム・イメージからVMを作成した場合、プロビジョニング状態エラーが発生します。ただしVMは作成され、使えるので実験時には無視していますが、これも解決しないといけないですね。

続く・・・

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