EY-Office ブログ

EY-Officeのビジネスモデルはオワコンなのでしょうか?

刺激的なタイトルですが、先週のブログの続きであり自分の考えを整理するための記事です。来週からはいつもの技術系記事に戻りますのでご了承ください。🙇‍♀️

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EY-Officeのビジネスの歴史

今まで書いた事はありませんでしたが、EY-Officeのビジネスの歴史を簡単に振り返ってみます。

2000年頃: 日本でインターネット・ビジネスが立ち上ってきた頃

EY-Officeを作った2000年当時はまだフリーランスなどという概念はなく、会社になっていないと会社と取引出来ない時代なので会社を作りました。

最初は、ワイン会で知り合ったスタートアップ企業社長や、昔就職していた会社の同僚の配偶者の立ち上げた企業から開発のお仕事を頂いていました。 当時の日本ではインターネット・ビジネスが立ち上がって来たばかりで、まだ開発環境も整理されておらず、ECサイトのようなビジネスで使えるサイトを作れる開発者・企業は多くなかったと思います。
私もある会社用のWebアプリ開発用フレームワーク等のベース部分から作っていました(私は過去に何度か、ほぼ0から新たなソフトを作った経験やコンピューターサイエンス的な知識がありました)。

また、インターネット時代になりオープンソースソフトウェアのコミュニティー活動・勉強会などが始まりShibuya.pm等に参加するようになりました。そこで知り合った方からお仕事をもらったりする事も始まりました。その後Java, Seasarプロジェクト等に参加したのも楽しい経験でした。

2005年頃: Ruby on Rails登場

インターネット・ビジネスが普通なりつつあった次期、2000年代後半(例えばライブドア事件の起こった2005年)になると、色々な言語にWebアプリ開発用フレームワークが登場してきて技術者としては楽しい時期でした。そんな中でRuby on Railsが現れました。Railsは20年経った現在でもWebアプリを作成するさいの候補として残っている事から判るように、ある意味でWebアプリ開発用フレームワークの完成形だったのかも知れません。

私は直ぐにはRailsの良さには気が付きませんでしたが、少ししてからRailsさらにRuby言語の良さに気が付いてからは、仕事に無理矢理に導入したり(Railsで開発した小さなアプリをCGI環境で動かせる小さなRailsサブセットを作り導入しました)しながら、知り合いに頼まれたECサイトをRailsを使う事ができました。
また、活発だったRails(Ruby)の勉強会にも頻繁に参加し、知識や人脈が得られました。ありがとうございます🙇‍♀️
さらに、Railsの勉強会で毎回Ruby on Rails入門のセッションを持ったことが教育ビジネスに繋がりました(教育ビジネスに付いては後でまとめて書きます)。

この時期のお仕事は従来の繋がりだけではなく、EY-Officeホームページのお問い合わせからの依頼が届くようになりました。

2010年頃: iOS (リーマンショック期)

リーマンショックが起きた後の一時期、Webアプリ開発の仕事が来なくなった時期がありました。そんな時期、昔の会社の仲間が趣味でiPhoneアプリを開発しているのをブログで知りました。 暇だし、iPhone持ってるし、開発環境もMacにしたので私もiPhone開発してみるかと思いました。
書籍を購入して学んでみると、当時の開発言語Objective-Cの面白から、自分用アプリ(App Storeにも登録してみました)を作ったりしていたところ、お仕事がやって来ました。

当時のiOSアプリ開発はObjective-Cというマニアックな言語を使っていましたしiOSの情報も少なく、勉強会に参加した事で貴重な情報が得られました。人脈も得られました。ありがとうございます🙇‍♀️

2015年頃: React (インターネット・ビジネスの復興)

リーマンショックから回復しインターネット・ビジネスが盛り上がってきた2015年に、EY-Officeホームページのお問い合わせから受けたRuby on Rails案件は驚くべきソフトでした。 実はそのフロントエンドはjQueryで構築されたSPA(シングルページアプリケーション)でした、しかも酷いコード❗
当時は浅い理解しかありませんでしたがReactやAngularのようなSPAフレームワークに置き換えるべきだと顧客に提案したところ、あっさり受け入れられReactへの移行が始まりました。

当時のReactは発展途上でしたが、素晴らしいコンセプトで出来ていると感じ、コミュニティに参加したり入門書を出したりしました。

教育ビジネス

開発は時期で分けて長々と書きましたが、教育ビジネスは手短にまとめて書きます。

個別の開発者教育

EY-Officeで初期に行っていた教育は、開発でお世話になっていた会社の社長や上の方から言われ、社員向けの開発者教育でした。当時も大手コンピューター企業の子会社等でJava言語入門等の教育ビジネスは行われていましたが、お客様の本当の要望には応えられないものでした。

  • 情シス部門の方から自分達でも簡単なWebアプリが出来るように成りたいと言われ、Java入門、Struts入門等を行いました。さらに彼らの開発のサポートも行い、無事にWebアプリ開発が成功しました
  • 社長から社員にプログラミングを教えて欲しいと言われ、コンピューター入門、インターネット入門、プログラミング入門、Ruby on Rails入門等を行いました
  • あるプロジェクトを共同開発した会社で、開発者のスキルアップ教育を行いました。データベース入門、オブジェクト指向、設計手法、テスティング手法などを実習を混ぜ行いました
他社教育ビジネスで修行

開発コミュニティで知り合った方の会社の子会社が行っていたロボットを使ったプログラミング教育のサブ講師のお仕事をお手伝いさせて頂きました。ここではベテラン講師の講義を見る事で色々と勉強になりました。

Ruby on Rails

Ruby on Railsは、これは来ると思いEY-Officeの定番教育として用意しました。しかし最初は教育の依頼はありませんでした、無料紹介セミナーなどを行っいながら待っていたところ、やって教育の依頼が来るようになりました。
Ruby on Railsが広まるにつれて、教育の依頼も増え開発と並ぶビジネスになって行きました。

iOS, React

Railsに続き、私がiOS開発が出来るようになると、それも教える事にしました。iPhoneが登場し広まるとiOSアプリ開発を社内で行いたいという会社が現れ、iOS開発の教育もそこそこ依頼を頂きました。
それに次いで、Reactを使った開発を行ったので、これも教える事にしました。Reactも中々ひろまりませんでしたが、ある時期からは徐々に増えて来てそこそこの教育・依頼を頂きました。

まとめ、EY-Officeのビジネスモデル

実はEY-Officeのビジネスモデルは定義されているわけではありませんが、上に書いた歴史からわかるように。

  • 進んだ素晴らしいソフトウェア(技術)を見つけ、それを出来るようになり
    • そのソフトウェアを必要としている企業をお手伝いする
    • そのソフトウェア(技術)の教育も行う
  • いわゆる営業マンはいませんが、開発コミュニティ・勉強会等で人と知り合う事で人脈を作りました
  • ホームページからのお問い合わせでお仕事を募集する
    • ホームページのPVを上げるために、技術系のブログを毎週書く

結論:なぜ仕事がこなくなったのか?

何故このところ仕事がみつからないのでしょうか。歴史を書きながら気が付いた事をまとめてみたいと思います。

コロナ禍で人に会わなくなってしまった

コロナ禍で世の中全体がZoomなどリモート環境に移行し、直接会って話しをする必要がなくりました。コミュニティのイベントや勉強会もYouTube等で見られるようになり、コロナが過ぎてもイベント等に行く必要性を感じなくなってしまいました。

たしかにリモートでも情報は伝えられ仕事等は進みますが、仕事以外の雑談などのコミュニケーションは無くなります。実はイベント会場や2次会での雑談等で新しいアイデアや人間関係などが得られてたに最近になって気付きました。これらが無くなった事で、私の人脈はかなり細くなっていました。

フリーランス・エンジニア環境の充実

歴史で書いたように20年前は私のようなフリーランス・エンジニアは少なかったと思います。しかし現在はレバテックのようなフリーランス・エンジニアとエンジニアを探している企業を繋いでくれるエージェント・サービスが充実し、企業側も従来の知人の紹介などではなく、わかりやすい形でエンジニアを採用できるようになりました。

オンライン教育の充実

教育ではUdemyのようなオンライン教育サービスが増えました、安い料金で自分のペースで学習できるサービスに人が流れたのは必然かも知れません。
実は昔Udemyさんから、Reactのコースをやりませんかとお誘いがあったのですが、容姿に自信が無い😅ので断ってしまったは失敗だったのかも知れませんね。

既存顧客をフォローアップしてなかった

過去に開発や教育を依頼してくれた顧客を全くフォローアップしていませんでした。既存顧客のフォローアップは営業の基本ですよね。
過去には再度仕事・教育を依頼してくれる企業や担当者の方もいましたが、そのような方を徐々に失ってしまいました。

次の素晴らしいソフトウェア(技術)も見逃した

歴史に書いたように、Ruby on Rails、iOS、Reactと画期的な技術が流行だした頃に、その波に乗って開発・教育を行ってきましたが、その次を見つけられていませんでした。
現在はAIという大きな波がやって来ていますが現状では上手く乗れていません。

  
  

今回はここまで。これらの変化を受け入れながら次のステップを考え実行に移して行きたと思います。

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EY-Office代表取締役
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