EY-Office ブログ

Active Merchantという便利な決済サービス用ライブラリー

先日、オープンした 日本語版Unityストアー では日本の決済サービス会社と接続する仕事をさせて頂きました。

Unity はマルチプラットフォームの3Dゲームの統合型のゲーム開発環境で、PCやゲーム専用機に加え iPhone, Androidで動作する3Dゲームが開発できる事で話題なっています。

https://store-jp.unity3d.com/


さて、このネットネットストアーは Ruby on Rails で作られています。Ruby on Railsには便利なライブラリーが多数ありますが、決済を行ってくれるライブラリーとして Active Merchant が有名です。

このライブラリーは決済会社のプロトコルのよらず、統一されたAPIでカード等の決済が出来るのが魅力です。現在接続できる決済会社は80以上あり、PayPalへの接続等で使われている方もいると思います。

しかし、海外の決済サービス会社ばかりで国内の決済会社はありません。今回の仕事では、ある国内の決済サービス会社に接続する事になり、決済サービス会社のプロトコルを吸収するgatewayモジュールを書きました。Active Merchant はオープンソースですので、いずれ今回作ったgatewayをコントリビュートしたいと思っています。


以前 ボロライディングショップ でも、国内の決済サービス会社と接続しましたが、決済サービス会社 独自のAPIで接続しました。 決済サービス会社にはそれぞれの考えがあって独自のAPIを構築しているとは思いますが、アプリケーションを作る側は業界標準のAPIを使えば良い状況って欲しいです。

そうなれば、ネットショップもたくさんの決済をサポート出来るようになり、利用者も決済サービス会社もメリットになると思います。

また今回のUnityのように、海外のネットショップが日本人向けに日本の決済サービス会社を使うようになれば、決済サービス会社にもメリットがあると思います。


Active Merchantの様な標準APIが日本でも盛んに使われるようになるには「卵が先か鶏が先か問題」があると思います、そのためにも gateway のコードを日本の決済サービス会社自身が進んでコントリビュートしてくれると良いなと思います。

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