EY-Office ブログ

既存サイトのクローンを作ってみる授業

最近のEY-Officeの Ruby on Rails教育 では既存サイトのクローンを作ってみる授業を行っています。
今までは Ruby on Rails教育の最後に、こちらで決めた仕様のサイトを作ってもらう授業を行っていたのですが、少し前から作るサイトも受講者に決めてもらい、そのクローンを作ってもらうように変えてみました。

選んでもらった既存サイトのクローンを作ってもらうのは、思いのほか良かったのでまとめてみました。

クローン

学習の復習

Ruby on Rails教育 の最終仕上げなので、Ruby on Railsを使ってアプリを構築する 復習 としてこちらで選んだ仕様のサイトを作るのと同様に役だっています。

実際に動いているサイトの調査

まず作ってもらうサイトを念入りに調査してもらいます。最近ある受講者が Airbnb のサイトを選びました。私は今まで Airbnb を利用した事がなかったのですが、興味があったので私もサイトを見て見ました。

ページの美しさだけではなく、ページ上の情報の量が適度で、しかも導線が良く出来ているとても良い UX(User Experience)で驚きました。情報過多な割には行きたいページに行けない国産のサービスとはずいぶんと違うなぁ〜と感心しました。

このように良いページに出会えるのは良い経験でした。

そのサイトを実現させるためDBをモデリングする

上のようにサイトを念入りに調査した結果。フォーム等からの情報のインプットと表示される情報のアウトプットから、このサイトで必用になるデータベースのモデリングが出来ます。もちろん外からは見えない項目もあるとは思いますが、注意深くページや動作を調査するとでモデリングに必用な情報が得られます。

このように、注意深くページや動作を調査する能力は開発者の設計能力の向上に役立つと思います。

一定の時間でコアになる、または興味のある部分を実現する

当然ですが、既存のサイトはたくさんの機能を持っているので、全てをクローンするのは無理です。そこでサイトの調査、DBモデリングが終わった時点で、結果を発表してもらいます。

受講者間でサイト調査結果やモデリング結果を共有してもらうだけでなく、作る範囲等を決定したりもします。また技術的に難しい部分やJavaScriptを使った高度なUIなどはスキップするなども検討します。

まとめ

このように、既存サイトのクローンを作ってみる授業 は得られる事が多いので御社の新人教育の中に取り込んでみてはどうでしょうか。

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EY-Office代表取締役
・プログラマー
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